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共産党 入党宣誓から分かる本性

2011年04月12日

 

【新唐人日本2011年4月13日付ニュース】台湾の国民党と中国共産党。どちらも党に入る際、宣誓しますが、ここには驚きの違いがあります。では、早速見てみましょう。
 
国民党の入党の誓いの言葉は、3段落あります。そのうち、「党」は4つ「国」は10つ、「民」は8つ、「仁」が2つ、「道」が2つ、「徳」は3つです。
 
中国共産党の入党の誓いの言葉は、4度変更があったものの、ほぼ内容は同じで、1段落です。最新版は12文で、そのうち「党」は10、「国」は1つ、「人」は1つ、「民」も1つ。「人民」は1982年に加わったうえ、「党」の後ろにあります。「仁、道、徳」は出てきません。
 
希望の声ラジオ局の評論員は、両者の入党の誓いには、3つの根本的な違いがあると指摘。
 
希望の声ラジオ局 藍述さん:「まず国民党の誓いでは「民のため」を強調します。出発点は「民のため」です。共産党の出発点は「党のため」です」
 
「第二は、国民党の三民主義は人道理念が基本です。共産党は共産主義が理念で非人道の考え方です」
 
「第三は、国民党の誓いは中華民族伝統と天・神を敬う思想であり、共産党は西洋から来た、悪魔教を信仰しています」
 
国民党の入党の誓いの言葉にある三民主義。これは民族主義、民権主義、民生主義を指し、アメリカのリンカーン大統領がかつて述べた民主、民権、民生が元になっています。
 
しかし共産党の入党の誓いには、わずか12文の中に、党の字が10回も出てきているほか、人民は永遠に党の後ろに置かれています。
 
希望の声ラジオ局 藍述さん:「共産党は人民というものの、共産党の言い分では人民には投票権がありません。表現の自由もなく、全ては党のためです。入党のその日から自身の人道を捨てて党の命令を執行すればいいのです」
 
共産党の入党の誓いは、マフィアのものと性質はほぼ同じだという指摘すら出ました。
 
中国平和民主連盟 唐柏橋・主席:「マフィアの宣誓では命をかけて誓いを守り、脱退はできないと述べます。抜ければ罰に遭います。共産党の宣誓でも忠誠を誓い、犠牲を恐れないと述べます。あと共産党の利益や共産主義事業のため奮闘するなど。実際 最も強烈な共産党への誓いで、永遠に党を裏切らないともこの宣誓はマフィアのと似たり寄ったりです」
 
中東や北アフリカの独裁政権について、唐さんは異見者を弾圧するにも法律の手続きを踏み、メディアの監督もあると指摘。しかし中国共産党や北朝鮮の労働党、キューバの共産党、ソ連共産党などは、異見者を完全に消し去るなど、ファシズムよりも残酷だと声を強めます。
 
中国平和民主連盟 唐柏橋・主席:「文化大革命、三反五反運動、法輪功弾圧など。どれも明らかなジェノサイドです」
 
2004年11月に「大紀元時報」が発表した「九評共産党」の本をきっかけに、中国内外で、共産党脱退のうねりが発生。4月10日までに、92,805,141人が共産党および関連組織から脱退宣言をしました。
 
また、警察官になる際の誓いの言葉について、米中を比較する例もネットに載りました。中国ではまず中国共産党への忠誠を誓いますが、一方のアメリカでは何よりも自分の職責は国民への奉仕だと述べています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

 

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